建設業者は、なかなか知らない資金繰り表とは?

建設業許可申請アシスト新潟

0120-319-133

新潟市中央区長潟894-1

お問い合わせはこちら

営業時間 9時〜18時

建設業者は、なかなか知らない資金繰り表とは?

資金繰り表とは、近未来の入金と出金の時期と金額を予想し、資金の過不足を見通すために作成する管理用の表です。事業が儲かっているのか、いないのかとは直接の関係はありませんが、資金残高がマイナスとなっては、事業の継続は不可能となりますので、そのような事態の発生が予想される場合には、そうなる前にどこかから資金を調達する必要があります。

 

これを作成するのに簿記の知識は必要ありません。入金や出金の流れさえ把握出来ていればだれでも作成が可能です。

 

売上があったとして、通常の場合、それが入金となるのは、1ヶ月以上先のはずです。

 

手形で回収したとするならば、実際の資金化は銀行で割引をしない限りはさらに3か月先・4か月先です。反対に、原材料の仕入れは、現金払いだったりしますし、人件費を始めとする経費の多くは当月払いのはずです。要はそれらが実際に資金としていつ入金や出金となるのかさえ間違わずに表の中に書き込み、それに基づき資金残高の推移を電卓で足し合わせていけばいいだけのことです。

 

ただ残念ながら、この作業をほとんどの経営者の方がしておられません。それが、5年・10年で脱落していく企業が多数発生する主な原因です。要は企業を存続・成長・発展させていくためには、利益を出そうとするよりも、資金(キャッシュ)を如何に多く外部から獲得し、そして企業内部に残すかを意識した経営=キャッシュ・フロー経営が大切だということです。

 

キャッシュ・フロー経営を意識すると、経営に対する考えが大きく変わります。典型的にはいたずらに売上の拡大を求めない経営となります。ではなぜ売上を追いかけてはいけないのか? 答えは簡単です。売上が入金となる前に、仕入代金や経費の支払が先行するからです。

 

売上を増やすためには、営業マンに今以上に走り回ってもらう必要があります。当然、残業代や営業車のガソリン代も余計に発生します。その費用は、遅くても翌月には支払わなければなりません。また売上が増加するとすれば、当然その商品の仕入れも増やす必要があります。

この支払いを手形でできるならばまだしも、多くの場合は翌月の現金払いとなります。つまりは売掛金だけが増加して、支払のための資金が用意できないおそれが出てくるのです。

 

これが世に言う「黒字倒産」というやつです。売上は増加しているのですから、会計的に見れば利益が増加しているはずです。しかし企業は手許資金がなければ潰れてしまうのです。